地球の歩き方には載らない場所フィリピン編【Sta.Messaのトロッコ】

PNRトロッコ

自著の下記イラストエッセイでも少しだけ触れたのですが「これは絶対観光ガイドには載ってないでしょ」という、マニラの中の極秘スポットを紹介したいと思います。

地球の歩き方に掲載していない理由

地球の歩き方 フィリピン」にすら掲載していないスポットは、PNR(Philippines National Railway)のSta.Messa(サンタメサ)駅から出ているトロッコです!

 

PNR(Philippines National Railway)のSta.Messa(サンタメサ)駅

なぜ観光ガイドには掲載されていないのか

それは正規のトロッコではないからですねー。
PNRに無断で勝手に運営されているトロッコだからです。

駅から出ているというかPNRの線路を無断で借りて、近隣住民が手押しのトロッコを勝手に出しているのですね。

紹介して良いのか迷うところですが、実際に私乗車しまして「今そこにあるトロッコ」であるのでご紹介しておくことにします。

「生きるための苦肉の策」で運営されているトロッコです。

Sta.Messa(サンタメサ)駅の場所

PNR線Sta.Messa(サンタメサ)駅は地図上では以下の場所にあります。

 

トロッコはPNR線のものではないので、お客はプラットフォームではなく駅の外の線路上にいるトロッコの運転手(というか押してくれる人)の場所から発車します。

マニラPNRのトロッコの乗り方

乗客は人数が集まり次第、こんな感じで線路上から直接乗り込みます。

あ、電車には気をつけて!PNR線は普通に運行していますからね。

電車が来ないときを見計らってトロッコは走ります。

 

PNR(Philippines National Railway)のSta.Messa(サンタメサ)駅 マニラ

 

こんな感じで1台に8人から10人乗り込みます。
8人座って2人後ろに立つ。

運転手(というか押す人=トロッコの運営者)はトロッコの後ろに立って足で(!)漕ぐかたちで進みます。

だから、相当な体力がいる仕事です。見た目40代~50代くらいに見える方も多いのでかなりの重労働です。

手押しのトロッコ列車が川を渡る

上記の地図上で線路を南下し、川も渡ります。

ガイドブックに載っていな場所

 

線路の隙間から川面が見えてちょっと怖いです。

この写真は一台前方のトロッコから撮影しているので運転手さん(押してる人)見えませんが、トロッコの向こう側で足で押してます。

本物の電車が通過するときは

トロッコ運行中電車が来たらどうするか?

全員一旦降りて、運転手さんがこのトロッコを担ぎ(!)反対車線の線路に乗せます。

担がせてもらったことはないですが、人間1人分よりはるかに大きく重いトロッコですよ。

電車が通り過ぎたらトロッコを線路に戻して乗員はもう一度乗車し、目的地へ向かうという。

 

地球の歩き方には載っていないマニラ

 

川を渡りきったこの写真の付近で終点です。

この付近には線路沿いにテントを立てて住民のみなさんが住んでいまして、ボランティアワークとして炊き出しや日用品の配布をするためにトロッコに乗車しました。

近くに小学校があり、普段は学校やお使いなどのために近隣住民のみなさんがトロッコを利用しています。

用事が終わったら帰りもまたトロッコに乗ってSta.Messa(サンタメサ)駅まで戻ります。

トロッコの乗車料金

トロッコの料金は運転手さんと応相談です。
私が乗車したときは総勢30人くらいいたときは一人往復で30ペソくらい払った記憶があります。
総勢10人くらいのときは50ペソくらいでした。

ものすごい商売を思いつく人々がいますよというお話でした!

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地球の歩き方には載らない場所フィリピン編【Sta.Messaのトロッコ】
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