フィリピン料理アドボの本場レシピ【シェフSandy Daza版】現地在住者が日本語化しました

フィリピン料理アドボ

フィリピンの家庭料理「アドボ(Adobo)」をご存知ですか?

フィリピン人でアドボが嫌いという人に筆者は会ったことがないくらい、非常に一般的な料理です。

アドボはフィリピン国内でも多様な調理法があるくらいですので、日本語版のレシピでどれが美味しいのか判断つきませんよね?

フィリピン料理No.1シェフSandy Dazaによる本場のアドボレシピを、アレンジを加えずに紹介します!

私もこのレシピで作ってみて、非常に美味しかったので是非チャレンジしてみてくださいね!!

フィリピン料理アドボ(超有名フィリピン料理シェフSandy Dazaのレシピ)

シェフSandy Daza(サンディ・ダザ)については、フィリピン人の友人に「一番有名なフィリピン料理シェフは誰?」と聞いたときに教えてもらいました。

アドボを紹介している日本語のレシピは、日本で作りやすいようにアレンジが施されています。

シェフSandy Daza版のアドボレシピに一切手を加えず、日本語訳だけ添えて紹介します。

本場フィリピンのレシピそのままのアドボをお家で作ってみてくださいね!

アドボレシピ

フィリピン料理アドボの材料

  • 3 tablespoons cooking oil(クッキングオイル 大さじ3)
  • ½ kilo pork liempo, sliced(豚バラ500g、薄切り) ※1
  • ½ kilo chicken thigh(鶏もも肉500g)
  • 3 tablespoons soy sauce(醤油 大さじ3)
  • 3 tablespoons garlic, chopped(にんにく大さじ3、刻んでおく)
  • 2 cups water(水カップ2)
  • 1½ cups pineapple juice (パイナップルジュース 1-1/2カップ) ※3
  • 1 8-gram sachet MAGGI MAGIC SARAP (マジックサラップ 1袋) ※2
  • 2 pieces bay leaf(ローリエ2枚)
  • 200 grams chicken liver (optional) (鶏レバー200グラム)(オプションですが入れると美味)
  • ¼ cup MAGGI® Oyster Sauce(オイスターソース 1/4)
  • 1 teaspoon whole peppercorn(こしょうの実 小さじ1)※4
※1:豚バラ薄切りとなっていますが、実際は日本のもののように薄くはないです。
手に入れば豚バラの厚切りまたは角切りが良いです。pork liempoというのは豚バラの炭火焼き用の肉のことで、厚みとしては2cmほどです。
※2: MAGIC SARAP(マジックサラップ)というのは日本の味の素のようなものです(SARAP=美味しいという意味)。シェフSandy Dazaがマジックサラップと提携しているので、材料に含まれていますが、なしでOKです。
※3:パイナップルジュースがない場合は「お酢+砂糖」でもOKです。シェフSandy Daza版のレシピはパイナップルジュースがポイントとなっています。
一般家庭で普通にアドボを作るときはお酢と砂糖を使います。
※4:peppercorn(こしょうの実)は挽いていないこしょうです。なければ普通のこしょうでも。

フィリピン料理アドボ(本場のレシピ版)の作り方

1. Heat pan and add oil. (フライパンを温めオイルを入れる。)

2. Brown the liempo on both sides. Also fry the chicken on both sides. Set aside chicken and leave the liempo in the pan. (豚バラを両面こんがりと焼く。鶏肉も両面焼く。鶏肉は別の容器に置いておき、豚バラだけをフライパンに残しておく。)

3. Add soy sauce, garlic, water, pineapple juice.(醤油、にんにく、水、パイナップルジュースを入れる。)

4. Add the bay leaf and peppercorn. (ローリエとこしょうの実を入れる。)

5. Add the chicken liver (optional).(鶏肉レバーを入れる。)※5

6. Cover with lid, and let it simmer for about 45 minutes or until pork is tender.(蓋をする。45分ほど豚肉が柔らかくなるまで煮る。)

7. Add the Oyster Sauce. Cover with lid and continue to simmer.(オイスターソースを入れ、蓋をして更に煮る。)

8. Add the chicken that was set aside earlier and let it cook for another 20 to 25 minutes.(別に置いておいた鶏肉を加え、さらに20-25分煮る。)

9. Serve hot with rice.(ご飯と一緒に盛り付ける。)

※5:オプションの鶏レバーですが、そのまま入れるのではなく”潰して”入れます。ビニール袋に入れて半分くらい形がなくなるくらいまで潰してから入れます。
鶏レバー自体を食べるというよりは、レバーで風味を良くしています。

本場のレシピ版アドボのポイント

そもそも、アドボというものはフィリピン国内でも地方によってまったくレシピが異なる食べ物です。

そして家庭によっても作り方が異なり、作る人が好きなようにアレンジして作っても誰が作っても美味しく出来上がるという料理です。

本記事でご紹介したシェフSandy Daza版アドボのレシピのポイントは次のとおりです。

パイナップルジュース

煮込み料理にパイナップルジュース?と思いますが、シェフSandy Daza版のレシピはここがポイントで、パイナップルジュースはお酢+砂糖の代わりです。

一般家庭で普通にアドボを作るときは「お酢と砂糖」です。

パイナップルジュースで自然な酸味と甘味を出しているのですね。

年中常夏のフィリピン。お酢や濃い口の味付けは日持ちさせる知恵です。

豚肉と鶏肉両方入っている

アドボと言っても種類があり、フィリピン料理のレストランなどのメニューでは「ポークアドボ」、「チキンアドボ」、「チキンポークアドボ」などと書いてあります。

本記事のシェフSandy Daza版アドボは「チキンポークアドボ」にあたります。

よって、豚肉と鶏肉両方なくても、片一方でももちろん美味しいですよ。

ご飯は必須

フィリピン料理全般ですが、白いご飯はフィリピン料理では外せません

フィリピンはお米の国で、濃いめの味付けの少量のおかずに大量の白いご飯が基本。

フィリピン人シェフのフィリピン料理レシピだと、私には少々塩辛いので、私は大抵醤油や塩分を減らして作っています。

参考:本記事でご紹介のレシピの元はこちらの動画でも紹介されています(タガログ語+英語)。

まとめ 「フィリピン料理アドボは日本人の舌に合う」

フィリピンの家庭料理「アドボ(Adobo)」のレシピ。

フィリピン料理有名シェフSandy Dazaによるレシピをアレンジせずそのままで紹介しました。

ご家族が3-4人でしたら、各材料は半分の量で作ってくださいね。
フィリピンは大家族で住んでいるので、レシピというと6-8人分の分量のレシピが基本です。

我が家の場合は、6-8人分で作って半分は冷凍しています。

フィリピンは米を食べるためにおかずがあるくらいですので、日本人の舌には少々塩辛いかもしれません。

醤油をはじめはこのレシピの指示よりも少なめにしておき、最後に足りなければ足しても良いでしょう。

「フィリピン人にフィリピン料理の作り方を教えるの巻」↓の記事で作ったアドボは、今回ご紹介したSandy Daza版レシピを使っています。

アドボは日本の煮物と同じで、手軽に作れますので是非作ってみてくださいね!

フィリピン料理アドボの本場レシピ【シェフSandy Daza版】現地在住者が日本語化しました
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