シングルマザー率が非常に高いフィリピンです。
また、専業主婦という職業の方はほぼおらず、シングルマザーの出稼ぎが多いです。
そんなシングルマザーの一人である友人の様子を通して、フィリピンのシングルマザー事情をお伝えします。
フィリピンのシングルマザー事情
シングルマザーの一人である友人の様子を通して、フィリピンのシングルマザー事情をお伝えします。
フィリピンのシングルマザー数
フィリピン統計局によると配偶者のいない世帯主は約300万人とされています(シングルマザーに限らずひとり親世帯での数字)。
私はこの数字の信用性は疑っています。
フィリピン、戸籍制度がないので人口統計自体怪しいですもの・・
いずれにしても、CNNの報じるところによるとそのような数字になっています。
一人の母子の例
私の元同僚でシングルマザーのナディーがおりまして、その娘さんがディンちゃん
ナディー、どうしてるかなとふと思いましたのもあり、ナディーのことをご紹介したいと思います。
出産時の後遺症
ナディーはディンちゃんを出産した際、医者から「いきまないで」と言われたが、早く楽になりたい一心でいきんだんだそうです。
その時、脳に血液が行かなくなって左手と左足が自由に動かせないという後遺症となりました。
フィリピン料理は塩辛い料理が多いですからね、血圧が高い人が多い為もありましょう。
シングルマザーの出稼ぎ
ナディーのご実家は裕福で、ディンちゃんは幼少時からお婆さんやお爺さんとお手伝いさん、親戚の皆さんと共に過ごしています。
ナディーはその間、マニラの企業で働きつつ一人暮らしです。
いわば、ナディーはシングルマザーの出稼ぎですが、このような方はフィリピンには非常に多い。
ごく普通のことです。
フィリピン在住の方は全くそのとおりと同感されるでしょう。
出稼ぎのシングルマザーの子供の日常
ナディーとディンちゃんは出生からほぼ共に過ごしたことはありませんが、大きくなったディンちゃんが年に数回マニラまで遊びに来ています。
昨年5月に私がナディーに会いに行ったときもたまたまディンちゃんが来ていて、話をしました。
とてもかわいい女の子なのですが、学業も優秀なようです。
親と子、ちょっと友達みたいな良い関係です。
フィリピン人家庭の経済状況を知りたくば料理できるかを見よ
ある日、ナディーが私に「アドボ(フィリピンの一般的な家庭料理)の作り方を教えて」と言うんですよ。
日本人がフィリピン人にフィリピン料理の作り方教えるのってかなり変なんですが、
ナディーのうちは幼少時より、子供一人に付き一人住み込みのお手伝いさんがいたので、包丁すら握ったことがないわけです。
左手が使えない以前の問題で、玉ねぎの切り方も知らなければ、落し蓋も知らないという。
母心は日比共通
でも、ナディーがアドボを作れるようになりたかった理由。
「今まで親らしいことしていないから、ディンの好物のアドボを作ってあげたい」
このとき二人で作ったアドボは、いつものよりとっても美味しかったです。
フィリピンはカソリックの国であるのでシングルマザー率が非常に非常に高く、専業主婦という職業がほぼないため、シングルマザーの出稼ぎが多いです。
一方、母心はフィリピンも日本もなんら変わらずです。
アドボのレシピにご興味のある方は、アドボの極旨レシピについて別記事にしていますので、よろしければご参照くださいね。