マニラは車移動が基本と聞くけど、電車はどうかな?
電車の乗り方は?
マニラ首都圏での移動は基本的に車が多いでしょう。
本数は少ないですが、マニラを電車で移動するのも楽しめますよ。
他のマニラ在住の日本人は車移動の方が多かったですが、私は電車をかなり利用していました。
マニラは交通渋滞が超有名ですので時間が読めなすぎるのと、私個人的には車酔いもするので電車がを好んでいたというのもあります。
このような筆者が、マニラの電車事情が気になる方へ向け、本記事では「マニラの電車の乗り方」を解説します。
マニラ首都圏電車路線図
マニラ首都圏の電車網はおもに、Line1(LRT線)、Line2(PNR線)、Line3(MRT線)から成ります。
引用:By Laura Sun/Manila Light Rail Transit System
ターミナル駅となるのがTaft Avenue(MRTタフト駅)とEDSA(LRTエドサ駅)です。
Taft Avenue(タフト駅)とEDSA(エドサ駅)は隣のビルでくっついており、乗り換え客がぞろぞろ移動しているので、くっついて歩いていけば乗り換えは分かります。
目安の時間としてはMRT線だと始発のタフトからCubao(上の路線図上だとLine2とLine3の乗り換え駅)までで40分程度でしょうか。
40分というのは私の体感で、途中特にタフトで電車が詰まってたりすると遅れます。
というかタフト付近で詰まっていることの方が多いので、気長に動き出すまで待ちましょう。
マニラの電車の基本的な乗り方
電車への乗り込み方は基本的に日本と同じです。
前方2車両分が女性専用車
MRT/LRT線では前方2車両分が女性専用車です。
体の不自由な方や高齢の方も乗れます。
日本では「降りる人が先、降り終わったら乗り込む」という暗黙のルールがありますが、マニラの電車では「降りるのも乗り込むのも同時進行」です!
混雑していると大混乱で、なかなか発車できないという。
こんなとき日本の「降りる人が先」ルールは秀悦だと思いますね。
ただ、そこは「女性には優しくしなくてはならない」という文化が浸透しているフィリピン。
乗り降りが同時進行の割に、女性がなかなか降りられなかったりすると「女性が降りるぞー」と声がかかって、道をあけてくれたりします。
マニラの電車の混雑具合
基本的にマニラの電車は、いや、マニラの電車もと言うべきか、混雑しています。
あの殺人的な朝の山手線ほどではないですが。
基本的マナーとして、また防犯の面からもかばんやリュックは前に抱えて持ちましょう。
マニラの駅改札がタッチパネル化で使いやすく
2015年頃から徐々にMRT/LRT線もタッチパネル化しはじめました!!
タッチパネル化以前の電車の乗り方
タッチパネル化される以前の乗り方はこんな風でした。
- 切符を窓口で(!)買う
「どこどこ駅まで●名」と窓口の人に伝え、小銭で支払い紙の切符を受け取るスタイルです。
自動販売機もありますよ。
でもターミナル駅となっているTaft Avenue(呼ぶときは”タフト”と言う)あたりでは自動販売機より窓口の係員がいる切符売り場ブースの数の方が多いです。 - 荷物チェックを受ける
改札の手前に「Male」「Female」の列に分かれて2名ガードさんがいるので各々の方でチェックを受けます。
体を簡単に触るのと荷物を棒のようなものでちょっと開けて見る程度です。 - 買った切符を自動改札機に入れる
閉じていた棒が上がって中に入れます。
タッチパネル化以降の電車の乗り方
タッチパネル化以前の乗り方の2の荷物チェックを受けるところまでは同じです。
以前は紙の切符でしたが、タッチパネル対応で大きく固くなりました。
LRT線のSingle Journey Ticket(●駅から●駅までの1方向まで)の切符。
こちらはMRT線のSingle Journey Ticket。
意味ありげなイラストが描かれていますね。
こちらはLRT線のVito Cruz駅の新しい自動改札です。
設置直後で点検中の様子です。
切符を画面にタッチするとゲートが開いて中に入れます。
降りるときは切符をタッチでなくて、挿入口に挿入すると切符が回収されます。
おわりに「渋滞回避なら電車はおすすめ」
マニラ首都圏での移動は車が基本ですが、渋滞に巻き込まれない電車も結構便利なので、併用して気軽に利用してみてくださいね。
MRT/LRT線ともに大通り沿いを走っているので、駅を降りてから各ランドマークも概ね駅のそばです。