しばらくマニラを訪れる機会はなさそうなので、つい先日、
私ひとりで昔の仲間に会うためマニラへの小旅行をしてきたのです。
そのときに、フィリピン人の元同僚でもあり友人でもあるナディーとご飯食べながらした小話を、ちょっと紹介します。
フィリピンの裕福なご家族の事情
元同僚で、会社では別の部署だったけど、一番仲良くなったナディー。
ナディーは、18歳になるディンちゃんのシングルマザー。
(フィリピンはカトリックのため、堕胎がタブー視されていることもあり、シングルマザー/ファーザーが、非常に多い)
ナディーのお兄さんの話になり・・。
ナディーは4人きょうだいの末っ子で、兄さん姉さんたちは、上から医者、弁護士、医者。
実家にはトイレが4つにバス3つ。
きょうだい一人に一人お手伝いさんが付き、お手伝いさんが合計6人。
Amazonにひっそりと置いている自著でも触れましたが、フィリピンを貧困の国と思うのは大間違い。
ただ、お金持ちとそうでない人の差が激しすぎるのですな。
ナディーのお兄さん(医者、奥さんも医者)の子供は養子だということは、前から聞いていたけど、
写真は見たことがなかったので、見せてもらいまして。
「養子は親にだんだん似てくるっていうけど、全然似てないやん!」
「でも可愛いでしょ!」
て二人で大笑いしました。
フィリピンでは、養子縁組は一般的(というか一般化しないと社会が回らない)です。
この男の子が、どのようにお兄さんのところにやってきたかと言いますと。。
お兄さんのように裕福なお家には、
生んでも育てられない夫婦からの「オファー」がたくさん届くのですな。
お兄さんは「うち、子ども欲しいけどできないんだ」という噂を流しておくと、
養子縁組候補の赤ちゃんを連れた夫婦が、我も我もと押し寄せるという。。。
養子縁組の役所での手続き【フィリピン編】
お兄さんの方は、「うちの子です」と役所に届け(日本で言うところの出生届)れば終了。
子どもが大きいと役所もさすがに「ホントにあなたの子?」と聞いてくるそうだが、
新生児だと一切質問もないそうだ。